●●BIMによる施工図の進め方●●
一級建築士事務所 株式会社アートヴィレッヂ「建築設計・施工図作成」

Artvillageの提案

  BIMによる施工図の進め方  
施主にとって価値ある建物 図面について
写真による現場疑似体験


 『BIMによる施工図の進め方』

●これから主流となるBIMによる施工図
 
 

●2016年5月現在、建築業界のBIM化は、まるで進んでいない

●CADによる二次元作図で、現状の要求が満たされている状況から、BIMによる三次元作図にインフォメーションを付加したデータへと移行することで、施主に対する多大なメリットを理解されるようになると・・・
 
 
 

●そもそも、『施工図』というものが、この世に存在することを理解されていない

●いわゆる設計行為が、企画・基本設計レベルから実施設計へのボリュームアップが終了していない・・・設計が完了していないため、それを補完するために他ならないものが施工図

●施工図を、今までの二次元CADから三次元にインフォメーションを付加したBIMへ・・・それ以前に建築における施工図の位置づけに問題

●本来、設計からビル管理まで一括したフルターンキーを基本としなければ、施主は誰に相談すべきなのか
  
 
 
 
 
●BIMを、ビルディングインフォメーションモデリングとしてではなく、建築全体のマネジメントとして考えていくと、利用方法が浮かぶ

●PMr・CMr・FMrの考えを調整されたものは実施設計図であるべきだと思う。しかし現状は、設計・施工・ビル管理と分離されて発注されているので、施工図を中心データとして置かざるを得ない

●BIMデータが、どれだけ大事なデータとなるかは『施主にとって価値ある建物』を見て頂きたい。

●総工費と同じか、それ以上の経費として掛かる維持管理にまで使用する、これからのBIMデータとなるものを、若手オペレータに任せっきりの現場が多く、危機感が無いのは残念

●BIMのクラウド使用は、スマートフォンを使いゲームをする事と同じで、同時に多数の人が、作業場所を選ばずにチームワークを駆使し作業ができてしまう。

●日本では普及が遅れているBIMだが、世界には沢山の人がBIMを使い始めている。Skype等利用し、画面共有をすれば多人数での打ち合わせも可能だ。今後、単なるオペレータならば、どんどん増えて来ることになる。

●現在の現場施工図チーフ(生産設計長)は、調整作業で大変苦労している。そこにBIM施工図マネジャーを兼ねるようになると、パンクするのは目に見えている。ここはしっかりとフロントローディングをして、設計段階で、決めるものは決めてしまう事が大事だ。
 
 
 
 
 
●現状の二次元で行われる施工図作業工程に、LODを当てはめてみた

●まだまだ普及の遅れたBIMであるから、検討したい部分のみのBIM化・・・と言う割り切りも必要であろう。

●3D-CADレベルで終わってしまう(モデリングのみ)という予定を組む現場が多くみられるが、3D-CADレベルのモデリングで済ませるのならば、高価なBIMソフトを導入する必要はない

●BIM導入現場として、どこまでの作業をBIM化したいのか、十分に打ち合わせしなければならない。『導入したいのだが、施工図屋の努力で何とかならないのか?』というレベルの現場の場合は、『まったく導入しない』という結論を出した方が安全であろう
  
 
 
 

※干渉チェックソフトの利用として・・

●3D-CADは、ワイヤーフレームに面を与えたサーフェスデータであるが、中身はがらんどうになっている。BIMは、中身のあるソリッドデータ(BIMモデル)なので、データを重ね合わせると、ぶつかっている個所を”干渉している”と認識できる。

●デジタルカメラで撮った写真から点群データを作り、それをサーフェスデータに変換し、更に、一つひとつをソリッドデータに、地道に変換することでBIMデータを作る事ができる。(写真は点点点・・と点の集合、一定距離をおいて二地点から一点を撮ると三次元に見える点群データを作れる)

●図面より起こしていったBIMデータと、既存建物の写真から作ったBIMデータを重ね合わせ、干渉チェックをすると、変更箇所や破損個所がわかる。

●既存建物の仕上げを取り去り、スケルトンとしたものの写真から有効寸法を割り出し、仕上げの改修工事をしたり、天井内設備配管をそのまま利用し、新規に天井を造る等という改修工事のBIMデータも作れる。
 
 
 

●『CADとBIM』は、あるプロジェクトを考えた場合の『足し算理論と掛け算理論』として、、企業経理の簿記の考え方から見た場合の『単式簿記と複式簿記』・・という具合に置き換えると分かるのかもしれない。

●1フロアーに2枚の作図を必要と仮定した場合、施工図屋としては半人前の新入社員であったとしても、2倍の時間を2日も掛ければ2枚の図面が描ける、あるいは2名居れば1日で出来る・・という考えは成り立たない。

●図面としてではなく、『絵』としては成り立つかもしれないが、実際は、図面をチェックし指示する者が居なければならない、、0.5+0.5=1.0 が成立しない。烏合の衆、枯れ木も山の賑わいでしかないからだ。

1つのプロジェクトとして、建物全体の施工図を考える必要がある。

●1人前といわれる者が2名居ると、そのプロジェクトはどうなるか? 1.1×1.1=1.21 1.2×1.2=1.44 ・・と、チェック機能は増して行く

●1人前といわれる者であっても、『私の仕事は、ここからここまで』と、全体を考えない者が居るとどうなるか? 0.9×0.9=0.81 0.8×0.8=0.64 ・・と、人数ばかりたくさん居て、まるでまとまらない、、大型現場によくあるパターンだ。

●1人前以上の力のある者が集まっているにも拘わらず、まとまらない・・という場合もある。『報告・連絡・相談』は意外と難しく、力のある者が集まっても上手く行かない事もある。

  ◆こんなに小さな写真でも、『杭・基礎・B1階・1階・2階・・・屋上の作図途中』と言えば分かる

◆二次元の場合、1階平面図ならば、『それだけ』が完成すれば済む事になるが、BIMによる三次元の場合、『3階から最上階の図面は?地下はどうなってる?屋上は?』と言いたくなる心情は理解できる・・・しかし、作図途中なのだ

◆縦に三本の線が見える・・屋上からの雨水排水ドレン⇒全てのフロアーに関係する

◆屋上の水勾配は? ドレンは3本で足りるのか? 1階外構との取合いは? 意匠的にドレンは見えて良いのか? 地下ピットとの取合いは?・・・一度に全ては出来ない!!

 
 
 


  
 
 
 
 
 
 
建築施工図とBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)についてまとめました。
BIM導入のレベルにより、作図作業をどの辺までとするか、また本来施工図をまとめるにあたり、作業手順も含めた検討状況などをまとめてみました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
●日本の現状(2016年5月)では、全くと言えるほどBIMの普及は成されていません。

●アートヴィレッヂは、米百俵の精神に習い、今後の建築業界に従事する施工図屋として、及ばずながらも普及に努めるつもりです。

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